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コムラサキ日本亜種(Apatura metis subsp. substituta)

昆虫綱・鱗翅目・タテハチョウ科・コムラサキ属

開長:50~70㎜

基本種(Apatura metis ssp. metis)は東ヨーロッパからカスピ海にかけて分布し、こちらは日本に産する亜種。

 

国外ではロシア沿海州、モンゴル東部、中国東北地方、朝鮮半島に産し、国内では北海道、本州、四国、九州、種子島、屋久島に分布する。

 

雌は茶色をして地味だが、雄の紫色が美しいのでこの和名が付いた。

 

飛ぶ姿は力強いが、意外にも移動性の乏しいチョウで稀に地域的な体色の変異が見られる。

 

赤味が強い=アカ型

 

黒味が強い=クロ型

 

幼虫はヤナギの木の葉を食草とする。

 

日本では本種が基本種のように紹介されているが、基準となった亜種が国外に存在するため、ここでは敢えて日本亜種とした。

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