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ミヤマクワガタ・エゾ型(Lucanus maculifemoratus forma.  hopei)

昆虫綱・甲虫目・クワガタムシ科・ミヤマクワガタ属

体長:22~78㎜

国外では樺太、千島に産し、国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。

 

ミヤマクワガタはオオクワガタと並び国産クワガタの中では最大級の大きさを誇る。

 

幼虫期に過ごした温度の違いにより、アゴの形に3つの型が生じ

 

第一内歯は痕跡的で第三内歯が長く 先端の二叉はもっとも大きい=エゾ型

 

第一内歯と第三内歯はほぼ同じ長さで、先端の二叉ははっきりしている=ヤマ型(基本型)

 

第一内歯がもっとも長く、先端の二叉ははっきりしない=サト型(フジ型)

 

と区別される。

 

音威子府村には北海道に多い「エゾ型」が殆どである。

 

かつては亜種エゾミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus ssp. elegans)とされていたが遺伝的に固定はされていないので亜種ではなく品種扱い。

 

似た種類にノコギリクワガタがいるが、ノコギリクワガタは里山タイプの林に産するクワガタムシであり、本種は自然度の高い林に産するタイプのクワガタムシである。

 

 

 

 

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