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ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)
ギリシャ語:ショウジョウバカマ属に似た ラテン語:東方の
単子葉類・ユリ目・メランチウム科・ショウジョウバカマ属
草丈:10~20㎝
海外ではサハリン、朝鮮半島に産し、国内では北海道から九州まで分布する。
春に咲かせる花姿が中国の伝説に登場する「猩々」と似ているので、この名がついた。
花の色は地域により白色、桃色、紅色などバリエーションに富む。
春を代表する山野草だが、他の季節も葉は残るため※「スプリング・エフェメラル」ではない。
属名はギリシャ語で「ショウジョウバカマ属に似た」という意味だが、当然ながらショウジョウバカマはショウジョウバカマ属である。
※スプリングエフェメラル・・・生物学用語で直訳すると「春の儚い命」。春限定で地上に姿を現す植物(カタクリ、エゾエンゴサクなど)を指す。例外として昆虫に用いる場合もあり、その時はチョウ類(ギフチョウ、ウスバシロチョウなど)に使い、同時期に現れるツチハンミョウ類等には使わない。エフェメラルはラテン語で「カゲロウ」を示し、期間限定の植物を寿命の短いカゲロウに例えたのだろう。
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