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 第2のアトリエ「D型ハウス」。ビッキはここで「四つの風」に代表される大きな作品を制作しました。しばしビッキが圧倒され続けた直径180cmもあるミズナラの大木は今も存在感を失わせる事なく異彩を放っています。そばには、1993年に来村した世界的に有名な彫刻家・デイビット・ナッシュの巨木の一部を利用した作品が立ち並び「D型ハウス」はともに音威子府の自然にふれ、こよなく愛した2人の彫刻家の感性がほとばしる空間とも言えます。

「トーテムポール」(1977年)・・・旭川の川村カ子トアイヌ記念館に建立されたが2004年の台風18号で倒壊。その際に無くなったが、ポールの一番上には「村の神・コタン・コロ・カムイ」が彫られていた。現在「山の神・キムン・カムイ」・「海の神・レプン・カムイ」の彫刻が残る。

 


 

「未完成」・・・樹齢600年に及ぶ、ミズナラの巨大な切り株からは圧倒的な存在感が感じられ、ビッキは思わず手を止めてしまった。以降、生涯に渡り手をつける事が出来なかった唯一の作品。

1980年にD型ハウスを建造し、樹華の制作も行われた。エコミュージアムおさしまセンター開館後、現在名誉館長になられた河上實さんが10年間にわたり木工作品を制作した場でもある。

 

 


 

1993年、デイビット・ナッシュは音威子府村で春・夏・秋の3シーズンを過ごしながら精力的に作品を制作した。本作品はミズナラでできており、高さ3mに及ぶ。

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