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​筬島生活改善センター

 筬島駅目の前、地区で最も駅に近い場所にある赤い屋根の建物。この筬島生活改善センターは、同地区の住民が利用する集会場として1980年(昭和55年)に建てられました。当時の利用記録を見ると、新年会・送別会・無線クラブ・囲碁大会・ゲートボール練習などが催されていたほか、選挙時の投票所として使われていたことが分かります。

 1993年(平成5年)7月10日には「筬島の思い出を語る集い」が開かれ、筬島小学校卒業生や筬島に住んでいたことのある66名が集まり、泊まりがけで歓談に興じていたようです。この時に作られた横断幕は現在も生活改善センター内の壁に飾られています。

 現存する写真や記録によれば、少なくとも2009年頃までは地域住民による集会利用が確認できます。

 月日は流れ、筬島地区の住民は数世帯まで減少し、集会場として使われることは今ではほぼ無くなっている一方、近年はアーティストや学生による創作活動の拠点として用いられています。2021年には「北海道で一番小さな村と都市圏学生とを結ぶ交流推進事業」の一環で、東京大学学生の協力のもと当施設を学生の滞在場所としてリノベーションしました。

 現在、筬島生活改善センター内にはキッチンや日用品、水洗トイレ、シャワールーム等が整備され、大学生の短期滞在施設として活用されています。

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