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 樹の声を聴き、樹に宿る生命を感じながら風の姿を見つけ出したビッキ。そんな彼の精神を感じる空間を演出しています。

既面・氣面・生面…すべて「き」の文字が違う木面たちと、妖しくも躍動的な19.77㎝の絵巻「動No.1」が出迎え、第5回モダンアート協会展初入選作「考える人」や晩年に描いた大雪山連峰「春の王妃」などの貴重な絵画作品が彩どりを添えます。「ビッキの樹」が聳え立つ北海道中川研究林で録音された「風」の音が響き渡り、彼が愛した風の世界へと誘います。


 

「木面シリーズ」(1975年)・・・1975年に開催された「木面展」に出店した12点が並ぶ、再生をかけた札幌での第一回が大成功を収め、その後、「木面展」は旭川、阿寒、帯広、東京へと広がりを見せた。素材:カツラ

 

「魑魅魍 魎産型矢崎ヘ」(1977年)…当時、テレビ局勤務だった矢崎勝美氏をイメージして描いた素描。


 

「考える人・動物の時限」(1955年)…第5回モダンアート協会展に出品し、初入選した作品


 

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