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アトリエ3モア(内部)①.JPG

 樹の声を聴き、樹に宿る生命を感じながら風の姿を見つけ出したビッキ。そんな彼の精神を感じる空間を、この場所では演出しています。

 「既面・氣面・生面…」など全て「き」の文字が違う木面たちと、妖しくも躍動的な197.7㎝の絵巻「動№1」が出迎え、第5回モダンアート協会展初入選作「考える人」や晩年に描いた大雪山連峰「春の王妃」などの貴重な絵画作品が彩どりを添えます。

 ビッキが愛した大きなアカエゾマツの「ビッキの樹」が聳え立つ、北海道大学中川研究林で録音された「風」の音が響き渡り、彼が愛した風の世界へと誘います。


 

        「木面シリーズ」(1975年)

 1975年に開催された「木面展」に出展した12点が並んでいます。作家としての再生をかけた札幌での第1回目の木面展が大成功を収め、その後旭川市、阿寒湖、帯広市、東京都へと広がりを見せました。

素材:カツラ

「魑魅魍魎 魎産型矢崎ヘ」(1977年)

 当時、テレビ局に勤務していたビッキの友人「矢崎勝美」氏をイメージして描いた素描。
 

「考える人・動物の時限」(1955年)

 第5回モダンアート協会展に出品し、初入選した作品。


 

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